Shinji Enoki's blog

LibreOfficeの話題を中心にする予定です

TDFのBoard of Directorsって何?概要と選挙について

この記事はLibreOffice Advent Calendar 2021の2日目の記事です。LibreOfficeを支える非営利法人として、The Document Foundation(TDF)があり、その意思決定を行うBoard of Directors(BoD、取締役)の選挙が行われます。ということで、The Document Foundationのボードについて紹介してみます。

なお、私はBoDの選挙管理を行うMembership CommitteeのDeputies(副メンバ)ですが、この記事は個人的な立場のものです。誰かのレビューを受けていませんので勘違いなども混じっているかもしれません。

以前書いたThe Document Foundationの運営の仕組みについてのメモ も参照ください。

LibreOffice Conference 2019でのBoDメンバ紹介の様子
LibreOffice Conference 2019 アルメリア(スペイン)でのBoDメンバ紹介の様子。前回の選挙前なので以前のメンバ

TDFブログの選挙スケジュール https://blog.documentfoundation.org/wp-content/uploads/2021/11/BoD_election_infographic.jpg

TDFの概要と歴史

まず、ボード(BoD)の前に、TDFについて説明します。TDFは、LibreOfficeの開始と同時(2010年9月28日)に、OpenOffice.orgコミュニティからフォークをしたLibreOfficeコミュニティメンバによって任意団体として設立されました。2012年2月17日に、ドイツの法律に基づいて非営利法人化されています。オープンソースの活動は主にインターネット上で行うとはいえ、ある程度の規模になると契約行為や寄付控除など、法人格が必要になってくるためです。

LibreOfficeコミュニティは、どこかの会社が主導するものではなく、ボランティアだけでもありません。ボランティアとLibreOfficeのサポート企業、ユーザなどなどがあわさってLibreOfficeコミュニティを形成しています。

そしてTDFは、LibreOfficeコミュニティをサポートすることが目的です。縁の下の力持ちであって、主役とはいえません。LibreOfficeをリリースしたり(開発はサポートベンダやボランティアがしていてTDFはわずかです)、サーバなどのインフラを提供したり、商標を管理したり、認定制度を維持したり、寄付を集めたり、コミュニティを支えるために10名程度のスタッフ(チームと呼んでいます)を雇用しています。また、LibreOfficeだけでなく、古く時代遅れの独自文書形式を読み出すライブラリを整備する「Document Liberation Project」もホストしています。法律上の拠点としてはベルリンですが、オンライン上で活動しているのでリアルの事務所は持っていません。

LibreOfficeは自由なオフィススイートを作って、自由なソフトウェエアの世界を広げていく使命がありますがTDFのマニフェスト日本語訳)ではさらに、次の4つの価値観が掲げられています。「デジタルデバイドの解消」「母語でオフィススイートが使えるようにする」「オープンな文書形式や標準を利用する」「オープンで透明性のある開発プロセス」です。つまり、自由なソフトウエアを作ることに加え、3つの社会的価値を追求し、それをオープンに行うということです。

TDFを構成する3つのエンティティ

TDFは次の3つから構成されます。TDFの意思決定を行うBoard of Directors(BoD)、TDFのメンバーシップの管理を行うMembership Committee(MC)、 Board of Trustees(TDFのメンバー)です。また、制度上の地位はないのですがAdvisory Board(AB、諮問機関)もあります。

それらとは別に、LibreOfficeに関する技術的な意思決定や調整は、Engineering Steering Committee(ESC)で行います。

The Document Foundationのメンバーシップは実力主義をとっていて、6ヶ月以上継続的にTDFに関するコミュニティに貢献していることが条件です。毎年更新され、活動していなければメンバーから外れます。コミュニティをサポートするために自分たちで作って、自分たちで運営しているものだからだと思います。世間のNPOではお金を払えばメンバーになれるところもあり、それが悪いというわけでもありませんが、TDFでは違います。

Board of Directors(BoD)の活動

BoDの活動についてはあまり詳しくないのですが、理解できている範囲で紹介します。 TDFの運営に関する意思決定を行います。TDFの支出の承認や、スタッフの雇用、入札、商標管理、その他様々な意思決定をします。BoDが決めた方針に従ってスタッフなどが現場の判断はします。かなり多彩な意思決定をしているようで、忙しそうです。BoDメンバの中で担当わけもされていて、それぞれの担当分野で、監督的な作業や、議案を考えたりしています。実務作業はスタッフが担っていることが多いですが、議案をBoDメンバが書いてるケースもあります。公式な電話会議(Jitsi meetを利用)は2週間に1回です。それ以外にメーリングリストで議論したり投票も行っています。

コミュニティを支える役割である以上、BoDが決めたら終わりで済まないこともあります。コミュニティ内で意見が割れている場合、それを上手く調整する必要があります。最後はBoDの投票で押し切るにしても、コンセンサス形成が不可欠です。意見の対立があるのは健全ですし、どうしても意固地になって出ていく人がいてもしかたがないですが、大勢の人がそれなりに納得できるところに落とす必要があります。営利組織やトップダウン型のNPOと違って、ボトムアップのかなり民主的な構造ですので、大きな変化をする場合のコンセンサス形成が大切であり、大変になります。

BoDは現在のところ無報酬ですが(MCやAB、ESCも無報酬)、責任が重い上に、かなりの時間は取られるので大変そうです。BoDの中でもどれくらい頑張って活動するかや、担当する分野などによって大変さは全然違うと思います。ちなみに、LibreOfficeコミュニティのベテランが多く、BoDの活動に加えて、他のLibreOffice関連の活動をしているケースも多いです。

BoDについて、規約で決まっていること

Statutes of "The Document Foundation"の7条で、BoDに関して決められています。長いので簡単に要約してみます(割と難しめなので誤読しているかも)

  1. BoDは自然人7名で構成する。BoDの内部で会長と副会長を選任する
  2. 任期は2年で再任は可。BoDの選挙はMCが管理する。候補者数が多い場合、最大3名まで代理メンバも選ぶ。Meek法による単記移譲式投票制度
  3. 任期満了、死亡、辞任により職務は終了する。減った場合は、代理メンバ(Deputies)に置き換えられる。5名以下になった場合は新たに選挙をする
  4. BoDメンバは合理的な年次報酬を受け取ることができる。TDFの資金的に可能で、目標達成に影響がない場合ことが条件
  5. BoDはさらなる手続規則を制定できる
  6. 最初のBoDと会長、副会長、代理メンバは結成の一環として任命する

選挙制度

2年に1回選挙が行われます。単記移譲式投票制度という、死に票が少なくなる、少し複雑な仕組みで実施されます。投票者は最大7名10名(2021-12-16修正)まで候補者を選ぶことができて、それらを順番に並べます。ちなみにWebの投票システムを使います。

投票が確定する最低限の票を超えた得票は、余剰として他の候補者に分配される仕組みのようです。従って誰を選ぶかだけでなく、順番も重要です。 単記移譲式投票制度やそのミーク法について解説しているWebサイトを見かけたのですが、大枠の理解はできましたが、細かい部分は難しいです。なお、MCは票を数える仕事もあるのですが、手動ではなくてプログラムを動かして計算するようです。

今回の選挙について

今回は枠7名(代理Deputiesは最大3名)に対して、今回は10名が立候補しています。ということは当選しなくても代理にはなりそうです。現在BoDメンバで再度立候補している人が3名、立候補しなかった人が4名でした。議長であるLothar Becker、副議長Franklin Weng、Collabora ProductivityのトップであるMichael Meeks、Daniel Armando Rodriguezは立候補しませんでした。代理2名のうちNicolas Christenerは立候補していません。半分以上は入れ替わるので、少し雰囲気は変わるかもしれません。

board-discussメーリングリストで立候補する際に、自己紹介や理由などを書く文章をなげていますし、MC議長のマリーナから質問に対して、各候補者が回答しています。投票が開始されると、立候補時のメッセージは一覧リスト化されるので、追いやすくなります。

候補者への質問イベント

今回初めての企画として、候補者へ質問するイベントが3度開催されました。TDFの透明性を高めていくために何ができるか、ということでMCの中でマリーナを中心に新しく企画してみました。11/29(月)は日本のタイムゾーン向け開催(日本時間の20時−22時)で、小笠原さんが通訳してくれたので、私は日本語でいろいろ質問させてもらいました。候補者は半分くらい参加してくれていました。日本からも5−6名参加していました。2回目がヨーロッパのタイムゾーン向け、3回目がアメリカのタイムゾーン向けでした。

ヨーロッパタイムの2回目はYoutubeで公開されていました

youtu.be

おわりに

BoDの選挙は国政選挙とかのようなものではなくて、世話役みたいなところがあるので、自治会やマンションの管理組合の役員選挙みたいなものかもしれません。それらよりはたぶん大変ですし、候補者もかなりやる気ありますけど。

ここ何年かLibreOfficeの方向性やあり方の議論が対立することもあり、それらの調整の場になるBoDの重要性と難易度はあがっています。 BoDに誰が選ばれるにせよ、コミュニティで健全に議論してコンセンサスを取りながら、挑戦できる形にできるといいなと思っています。

BoDについて少しでも理解が深まったなら嬉しいです。 そして、もし興味が持てたら、継続的な貢献活動をして、TDFメンバーになっていただければと思います。

Nextcloud Meetup Kansai #01 を開催しました

2020年2月13日(木)に、Georepublic Japanさんの神戸オフィスをお借りしてNextcloud Meetup Kansai #01を開催しました。2-3年前からNextcloudのイベントをやりたいと思っていましたが、ようやく開催できました。昨年のNextcloud Conferenceとその後のHackweekで何人か開発者と知り合いました。その縁でJan C. Borchardtさんから、バケーションで来日される際にTwitterでメンションをもらい、彼を囲むミートアップを企画しました。

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Nextcloud Meetup Kansai #01集合写真

JanはデザイナーとしてNextcloud社で開発しているそうです。Nextcloudの概要や、Nextcloud 18の新機能紹介をしてくれました。英語は不得意なので聞き間違えてるかもしれませんが一部を紹介します。

フォルダオーナーを切り替える機能(退職したケースなどで役に立ちそう)、フォルダ説明箇所にチェックボックスが置けたり、Readme.mdファイルを置いておくとフォルダの説明になるようです。Nextcloud Talkではチャットでビデオ通話機能があり、カレンダーとの連携も紹介がありました。Mail機能では、チケットもメールで予約できる場合があるようでした。JRは無理なようでしたが。Flowでは設定しておくと自動的に処理が行われるようでした。Nextcloud18の変更点については公式ページをご覧ください。

なお、Nextcloud Hubとは、従来よりもデフォルトでインストールされる拡張機能を増やしてセットアップを楽にしてブランディングしたものだそうです。LibreOffice online/Collabora Onlineが入ってないのはLibreOfficeコミュニティの人間としては納得いかない気持ちはありますが、セット化ということは理解できました。

Mapsについても紹介がありました。Nextcloud MapsOpenStreetMapのデータを利用した地図アプリで、お気に入りの場所を登録したり、相手が許した場合その人のデバイスがどこにいるかも表示することも出来るようでした。これはJanがボランティアワークでやっているようです。

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説明中のJan

教育分野でもよく使われているそうで、教育向けページも紹介がありました。

ミートアップは10名での開催でしたが、活発な質問やディスカッションで盛り上がりました。一度しめたあとも懇親会のような感じで23時半ごろまで議論していました。

Georepublicさんにはお世話になりました

すばらしい会場を提供いただき、お菓子やお茶までいただきました。準備、写真(最初の2枚はMartinさん提供)など様々な形でサポートいただきました。ありがとうございました。

公式フォーラム、Slack、今後のミートアップについて

またJanは公式フォーラムで日本語カテゴリも作ってくれました。Nextcloudの質問を日本語で可能ですので、質問/回答してみてください。

help.nextcloud.com

今後も関西でNextcloud Meetupを開催していきたいと思います。利用されている方や、興味をお持ちの方は、ぜひ登壇やスタッフへの参加、イベントへご参加ください。ConnpassのNextcloud JPグループメンバーになれば、イベントの通知がきます。

なお、NextcloudJPのSlackがあります。NextcloudJPは以前はスタイルズさんが管理されていましたが、日本のコミュニティで使っていくことになりました。

Slack参加希望や、ミートアップの登壇やスタッフに興味がある場合はshinji.enoki@gmail.comまで連絡ください!

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ステッカーいろいろ。余ったものは私が預かってますので、欲しい人は言ってください

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どうでもいい情報ですが、ミートアップ前にJanたちでラーメン食べに行きました

オープンソースカンファレンス2020大阪に参加しました

2020年1月24日(金)-25日(土)に大阪産業創造館で開催されたオープンソースカンファレンス大阪2020(OSC大阪)に参加した時のレポートです。もう気がついたら1ヶ月くらいたってます。今週末のOSC東京は中止になってしまって残念ですが、この時期はそんな騒ぎもなく、42のコミュニティや企業・団体が集まりました。

LibreOfficeセミナーとしては24日(金)に私とアイクラフトに6ヶ月間のインターンに来ているサンタトラでLibreOffice Online+Nextcloudのお話をしました。25日(土)には、あわしろいくやさんによる「LibreOffice 6.4でのデフォルトフォント変更と、いかにしてWriter同人誌を書いたか」がありました。

LibreOffice日本語チームブース
LibreOffice日本語チームブース

私は一応OSC大阪のローカル実行委員でもありますが、当日はLibreOffice日本語チームのブース要員などをしていました。コミュニティブースエリアは企業ブースやセミナーとフロアが違うために、人の流れが少なかったのは残念でした。LibreOfficeブースはコミュニティメンバなど6名いて、自分たちで議論や情報交換も進んでよかったです。毎週定例ミーティングをしているとはいえ、直接の方が議論はしやすいです。懇親会を含めて他のコミュニティの人たちともいろいろお話できて、別のイベントの企画について情報交換もしました。

LibreOffice OnlineとNextcloudでコラボレーションワーク/リモートワークを進化させよう!

LibreOffice Onlineは、同時編集することもありますが、文書のレビューに便利に使っています。デスクトップ版で作ってNextcloudで自動的に同期されてそのURLを送ってレビューしてもらう、という流れです。文章を書くだけならテキストエディタMarkdownでもいいのですが、本文とは別にコメントが管理できるのが便利です。GoogleDocsは高機能でよいのですが、動きがモッサリしていてストレスを感じます。デスクトップ版のLibreOfficeだとサクサク作れるのがいい、というような紹介をしました。

サンタトラからはLibreOffice Online(Collabora Online)をHAProxyを使ってロードバランスする設定についてとLibreOffice Onlineのデモでした。以前のKOFなどからは検証が進んでいて、同じファイルに対しては他のユーザも同じインスタンスにアクセスするようになっていました。

LibreOffice 6.4でのデフォルトフォント変更と、いかにしてWriter同人誌を書いたか

いくやさんのセッションでは、LibreOfficeのデフォルト日本語設定から古いフォントを削除し、游ゴシック/明朝とNoto Sans/Serif CJK JPなどを追加した経緯や作業内容についてのお話と、LibreOffice Writerで同人誌を書く方法を紹介した同人誌のお話でした。

Writer同人誌を紹介するいくやさん
Writer同人誌を紹介するあわしろいくやさん

ライトニングトークや懇親会の様子、今後のイベントについて

ライトニングトークの様子
ライトニングトークの様子

懇親会でサンタトラが乾杯の挨拶しているところ
懇親会でサンタトラが乾杯の挨拶しているところ

来年のOSC大阪の会場もすでに予約済みです。関西のオープンソースの総合的な集まりは8月にOSC京都、11月6日(金)-7(土)に関西オープンフォーラム(KOF)があります。気になった方はご参加ください!

LibreOffice Drawで年賀状の裏面をデザインしよう!

これはLibreOffice Advent Calendar 201920日目の記事です。昨日はあわしろいくやさんの 【再告知】LibreOffice 6.4ではデフォルトのフォントが替わりますでした。

年賀状を作る時期もだいぶ過ぎてしまいましたが、私がLibreOfficeのDrawで年賀状の裏面をどう作っているか、ツールの使い方を紹介します。年賀状の裏面を自分でデザインする場合、様々なソフトウェアが利用できます。オープンソースベクター形式編集ツールではInkscapeが有名です。私もInkscapeで作ったこともありますが、ここ10年以上LibreOfficeのDrawで作成しています。なお、宛名などのおもて面はWriterの差し込み印刷などを使わず、あえて手書きしてます。

Drawは簡易なデザインに適したベクター形式を編集するドローツールです。WriterやCalc、Impressで利用する図形を作成したり、チラシなどを作ることに適しています。 Drawのさらなる使い方についてはJA福岡市で出されているDrawマニュアルも参考になります。

フォントの選択

フォントによって雰囲気が大きくかわります。年賀状に向いたフォントを使ってみるといいでしょう。 自由なラインセンスのフォントは多くはないですが、個人利用であれば無料で使えるものも含めて探してもいいと思います。 私は、「衡山毛筆フォント」と、字数制限ありますが無料な「白舟楷書年賀フォント」「白舟楷書教漢フォント」を利用しています。

衡山毛筆フォント

自由に使える毛筆フォントとしては定番だと思います。

Webからダウンロード可能です。私が普段利用しているDebianではパッケージ化されているためaptでインストールしています。

どうやって作られたかのインタビュー記事をよみましたが、1人で半年かけて14,000文字を作られたとか凄いです。

白舟フォント

年賀状向けの「冬・年賀状フォント」と、「白舟書体教育漢字版」の「白舟楷書教漢」を使っています。公式Webからダウンロード可能です。 以前はもう少しもう少し毛筆系も選んでみたのですが、近況報告を年賀状に書いてしまうので、読みやすい「白舟楷書教漢」にしています。このあたりは好みでしょう。

フォント参考サイト

用紙サイズの設定

まず用紙サイズを「ハガキサイズ」に設定します。

  1. Drawを起動したら、メニューから[ページ]-[プロパティ]を選択する
  2. ページ設定ダイアログの「ページ」タブの「用紙サイズ」で「ハガキ」を選択する
  3. 「余白」を左右上下とも「0.00cm」にする(ふちなし印刷したい場合)
  4. 「OK」をクリックする

他の方法としては、サイドバーのプロパティで、ページの書式を「ハガキ」にしてもいいです。

写真を挿入する

写真を使うケースも多いでしょう。私はLibreOffice Conferenceに毎年参加しますので、撮ってきた街の写真を使っています。

必要に応じて、画像を切り取ったり加工する作業はGimpがお勧めです。Drawではトリミングしかできません。

Drawでも一応レイヤー機能があります。どのレイヤーにオブジェクトを配置しているのかわかりにくい課題はありますが、それなりに便利です。 レイヤー操作は画面下部ので行います。初期は「レイアウト」「コントロール」「寸法線」です。画像用にレイヤーを作ってみます。

  1. 「寸法線」の右側で右クリックして、「レイヤーの挿入」を選択する
  2. 「レイヤーの挿入」ダイアログで、名前をつける。例えば「画像」とか
  3. OKをクリックする

レイヤーごとに、見える状態にする、印刷可能、ロックするの3つのチェックボックスがあります。

続いて画像を挿入します。

  1. メニューから[挿入]-[画像]を選択する
  2. 「画像の挿入」ダイアログで選択する

画像を希望するサイズに拡大縮小したり、位置に配置します。画像を一番下になるようにする場合、以下のようにします。

  1. 画像を選択状態で右クリック
  2. [配置]-[最背面へ移動]を選択する

画像レイヤーの「ロックする」のチェックを入れておくと間違って動かしてしまうことがなくなります。

赤い背景を置く

半分くらいを赤い背景を敷き詰めてベタに正月感を出してます。 弱点はベタすぎることと、インクをたくさん使うことです。

背景用レイヤーを作ります。

  1. 先ほど作成した「画像」の右側で右クリックして、「レイヤーの挿入」を選択する
  2. 「レイヤーの挿入」ダイアログで、名前をつける。例えば「赤背景」とか
  3. OKをクリックする

左側にある「図形描画」ツールバーで、「長方形」をクリックして用紙をはみ出すくらいの長方形のオブジェクトを描画します。 写真部分は隠れないように調整します。

  1. 長方形オブジェクトを選択状態のまま、右側にあるサイドバーで、プロパティを選択する
  2. 「塗りつぶし」で「色」が選択されているので、その下のパレットをクリックして色を選択する Custom Colorで設定することもできます。私は16進数で「ff1923」になっていました。
  3. 「線」で形状を「なし」を選択する

「赤背景」レイヤーも「ロックする」のチェックを入れておくとよいでしょう。

文字列を配置する

文字用レイヤーを作ります。

  1. 先ほど作成した「赤背景」の右側で右クリックして、「レイヤーの挿入」を選択する
  2. 「レイヤーの挿入」ダイアログで、名前をつける。例えば「文字」とか
  3. OKをクリックする

謹賀新年などのメインの文字を入れます。

横書きの場合はメニューから[挿入]-[テキストボックス]を選択する、もしくは、上部の標準ツールバーの「テキストボックスの挿入」ボタンをクリックして、ドラッグして範囲を指定して文字をタイプします。 縦書きの場合は、標準ツールバーで右クリックして「縦書きテキスト」を選択し、ドラッグして範囲を指定して「謹賀新年」などの文字をタイプします。 右のサイドバーで、プロパティを選択して、文字のフォントやフォントサイズを選びます。「衡山毛筆フォント」の「46」ポイントを選びました。影の切り替え」ボタンを押して影を作っています。影はオブジェクトを重ねるなどの方法もあるでしょうが、Drawの機能でつけてみました。フォントの色は黄色(#FFFF00)を選びます。

続いて本文を入れます。縦書きテキストボックスで「明けましておめでとうございます」などを入力します。フォントの色は「白」を選択します。

印刷する

Drawからそのまま印刷できます。メニューから[ファイル]-[印刷]を選択して、オプションなどをチェックして印刷します。ポストカードに1部試し刷りして、問題なければインクジェット用年賀状用紙に印刷しています。 なんらかのトラブルが発生した場合、一度PDFにエクスポートしてから印刷する方法もあります。

日本UNIXユーザ会「夏のドキュメンテーション祭り」を開催しました

2019年8月24日(土)に日本工学院専門学校・蒲田キャンパスで、日本UNIXユーザ会(以下jus)主催で「夏のドキュメンテーション祭り」を行いました。オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)2019の中での開催です。スライド資料や動画を共有し、簡単なレポートをします。

猛暑だった夏もやや涼しくなってきつつある中、多くの人が集まりました。セッションによっては満員で空気が薄く感じました。

ドキュメンテーションについて議論するため、藤原さんと私は関西で「ドキュメンテーションの集い」という勉強会をしています。今回、東京でもイベントをやってみようということで2人で企画しました。人や資金面でのサポートが得られるということで、主催は私が幹事をしているjusにしました。「エンジニアが実践的なドキュメンテーションをどう作るか」というテーマで3つのトークとパネルディスカッションを行いました。

企画の方向性や広報、さらにはスピーカー1人目として藤原さん、事務方としてお金の処理などはjusの岡松さん、ビデオ撮影やパネルの時のフォローはjusの松澤さん、写真撮影はjusの小山さん、私は企画、ODCやスピーカーとの交渉などを担当しました。どのセッションも、ドキュメンテーションについて考えさせられるお話でした。

「専門学校教育におけるドキュメンテーションの役割」藤原由来 (神戸電子専門学校 / ソラソルファ)

藤原さんはPandocのドキュメントを翻訳したり、Markdownの本を書いてる人ですが、セミナーでは専門学校での現場でのドキュメントについてでした。「知識を与える/魚を与える」場合は講師が先回りで細かくドキュメントを書く、「自分で知識を得る力を得る/魚の釣り方を与える」場合は学生がドキュメントを書く、と2つにわけてました。学生は文章を書くことになれてないのでテンプレートを使う、などの工夫が印象に残りました。

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「まだそんなドキュメントで消耗してるの? 開発効率を上げる攻めのドキュメンテーション」田中 一紀 (株式会社ソニックガーデン 業務ハッカー)

田中さんは「納品しない受託開発」というコンセプトで有名なソニックガーデンで活躍するエンジニアです。登壇は初めてとのことでしたが、堂々とされていてとてもそうは思えない感じでした。アジャイル開発でかつリモートワークされているなかでどのようなドキュメントを作られているか紹介がありました。本筋ではないですが、仕事しながらオーストラリア3ヶ月車で一周まわったお話にびっくりしました。ドキュメントは作るが仕様書は作らない、ドキュメントはコミュニケーションの手段と言われているのが印象的でした。

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「運用ドキュメント 2019 〜手軽にスピーディに継続的に保守するためのドキュメント入門〜」波田野裕一 (運用設計ラボ合同会社)

波田野さんはjusの幹事であり、運用ドキュメントの専門家です。今回はドキュメンテーションの戦略的な側面から、実際にどうやっているかまで盛りだくさんな内容でした。論理力を上げる必要があるというお話が印象的です。運用業務では人は入れ替わっていくので、人のナレッジを前提にしない、ということで全部ドキュメントにすべきということでした。ドキュメントの対象者がアルバイトレベルでは無限の工数がかかるので、対象想定スキルは応用情報技術者くらいがいいのではとのことです。私が見聞きする範囲では、スキル対象は下げすぎてる印象がありましたので、なるほどと思いました。また、平易ではなく属人化した方がよいものもあるとの説明もありました。もう少し暗黙知として人にナレッジを蓄えてもいいのでは?という感想は持ちましたが、入れ替わりが激しく、それでは通用しないことが多いのかもしれません。

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パネルディスカッション「開発・運用ドキュメンテーションをどうデザインするか?」

スピーカーの藤原さん、田中さん、波田野さんの3名と私で行いました。あまり打ち合わせはせずに会場からの質問を拾いながら進めました。いろいろ質問いただけて助かりました。「ユーザ企業でインフラ管理しているが、ドキュメントが追いつかない。陳腐化してしまう」という質問に対しては、波田野さんからは「使い捨てと資産部分をわけましょう」とコメントがありました。資産を作っておいて、シェルスクリプトで使い捨て部分は自動生成するようにされているそうです。

とてもよいセッションが揃い、また多くの参加者に恵まれてよかったです。講師の3名の方や手伝ってくださった幹事に感謝します。 jusの活動とは別に、関西での「ドキュメンテーションの集い」は10月ごろに開催できればと調整中です。

「COSCUP 2019」に参加してきました

2019年8月17日(土)、18日(日)に国立台湾科技大学(NTUST)で開催された COSCUP 2019に去年に引き続いて参加しました。COSCUPとは台湾で最大級のオープンソースイベントです。事前の無料チケット予約では1500名分?(正確な数は忘れました)があっという間に売り切れたそうです。雰囲気は少し日本のオープンソースカンファレンスに近いです。去年はGnome Asia 2018 SummitopenSUSE.Asia Summit 2018と同時開催で、私はopenSUSE.Asiaの方で発表したのと日本コミュニティブースで番をしていました。今年は日本のコミュニティトラックであるOSPNトラックができたため、その枠のCFPに応募して発表しました。

COSCUPでの台湾のオープンソースコミュニティの印象は、ベテランもそこそこいるものの若い人たちも多いなということです。出展や講演者側は男性が多いですが、参加者自体は女性も結構います。また、オープンソースだけでなくオープンデータやg0vといったシビックテックのコミュニティも参加しています。去年はブースが近かったWikimedia Taiwanやg0vのブースの人と結構お話したのですが、今年はブースをあまり回れなかったのでお話できませんでした。

台湾のLibreOfficeコミュニティメンバもブース出展していて、LibreOffice/ODFだけでなく、Fedoraなどいくつものブースを兼ねてたようです。その隣が主に日本メンバが参加しているラズパイブースでした。今年はとくにブース番でもなかったので、その付近にいるか、休憩スペースでスライドを作っていました。日本にいる間につくればいいのに、学生症候群で相変わらずギリギリにやってました。

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LibreOfficeなどのブースで

OSPNトラックではいろいろなメンバが発表していて、普段日本語では聞くものの、英語できくと不思議な感じを受けました。私はいつも発表しているCJKバグのネタでした。英語ということもあって、少し緊張しましたが、前の方で熱心に聞いてくれた人の反応を頼りにどうにかできました。25名程度来てくれたようです。韓国から参加しているLibreOfficeメンバのデヒョンは、話を聞きながら韓国語での検証をして、バグがあるとわかったと後で教えてくれました。

1日目の夜に、フランクリンが主催するLibreOfficeメンバーのディナーに参加しました。フランクリンとは、彼が提案している認定制度や若いメンバーの獲得について、小笠原さんと2人で詳しく質問して聞いたり、ディスカッションできて有意義でした。プログラマに限らず、いろいろな機会をとらえては誘っている様子がわかりました。彼のやり方はキャラクターに依存している部分もあるとは思いますが、勧誘の取り組みは日本でもやらなければと改めて思いました。

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LibreOfficeメンバのディナー

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Kapperさんの発表の様子

1日目が終わって夜中ごろに会場が電気系のトラブルで使えなくなるという事態が発生し、2日目は別のビルに会場を移しての開催となりました。朝の間に運営側はあれだけの規模の会場を動かしたのはなかなか凄いです。1日目の会場は全体的に暑かったのですが、2日目のセミナールームは19度の設定と寒くて薄めの上着を着ても凍えかけました。

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CUSCUPブース。スピーカーTシャツをもらいに。過去のイベントTシャツの販売などもしてたようです

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ジョブボードどころかジョブウォール。2日目終わりごろは一面に

英語のセッションはあまりなくて、OSPNトラック以外は聞きそびれたのですが、熱気は感じました。LTはサブ会場で中継を聞きましたが、盛り上がってました。私が特に楽しかったのは、キーボードと画面の両方を映して、その場でタイプしながら行われたプレゼンでした。

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話をしながらタイプするプレゼン

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LTに引き続いて、クロージング

来年も日本コミュニティトラックを予定されているようなので、検討してみようかなと思っています。気になった方はCFP(まだまだ先の話ですが)が出たら応募してみてはいかがでしょうか。

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1日目のお昼ごはん。路地を入ったところのお店に
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2日目お昼ごはん。1日目と同じ店に
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2日目の夜。5人で。これ以外にもいろいろあって、ラージサイズを頼んだのをちょっと後悔

「LibreOffice認定移行プロフェッショナル/認定プロフェッショナルトレーナー」に申請する方法

この記事では、The Document Foundation(TDF)のLibreOffice認定プログラムにおける、「移行プロフェッショナル」や「プロフェッショナルトレーナー」の申請方法について説明します。人に説明しようとして、長くなりそうだったのでブログに書くことにしました。

2019年5月25日(土)か5月26日(日)に東京で、日本で初めて認定のインタビュー(面接)をすることを予定しています。ヨーロッパから認定委員のうち1名が来日する予定です。認定の対象にあてはまりそうな方は、インタビューに間に合うように今のうちにへご応募ください。

前提条件の文書を読んでも該当するかわからない方は、certification@libreoffice.orgまで英語で問い合わせてください。また、私に相談いただいても構いません。正式な回答はできませんが、私の理解している範囲でお答えしたり、詳しい人に聞いてみることはできます。

なお、説明には私見が入っています。正確に知りたい方は、TDFの公式文書をご確認ください。私は認定移行プロフェッショナルを取得していますが、その当時から申込ページの内容も変わっていますし、制度について完全に理解しているわけではありません。

LibreOfficeの認定制度について

LibreOfficeを支える財団であるTDFは、LibreOffice認定制度を持っています。最初は、LibreOfficeコミュニティで活動している開発者に対して行われていました。LibreOfficeの開発者はLibreOfficeのサポートベンダに所属する人も多く、サポートしている開発者がちゃんとしたスキルを持っていることをコミュニティ外に示す仕組みとして作られたのだと思います。その後、開発者以外にも、LibreOfficeを導入する組織をサポートする「移行プロフェッショナル」、「プロフェッショナルトレーナー」などに制度を広げました。認定制度は、LibreOfficeを導入したい組織にとって詳しい人をみつけやすくする、LibreOfficeコミュニティで活動している人たちが正しく評価されるようにする、といったことを通じてLibreOfficeのエコシステムを強化することが目的だと思います。認定を受けた人は、プロとしてスキルがあるだけでなく、LibreOfficeのアンバサダー(大使)であることが求められます。

前提条件

前提条件の文書に説明があります。私は以下のように理解しました。

  • LibreOfficeへの移行やトレーニングについて、複数の経験がある
    • 経験がない場合でも最低6ヶ月間のトレーニング受ければクリアできるように読めましたが、トレーニングプログラムが実施されているという話は知らないです(私がウォッチできてないだけかも)
  • LibreOfficeやFLOSSコミュニティで活動している
    • まだ活動してない人でも、メンタリングを受けてLibreOfficeで活動したり、FLOSSなどの知識を示すなどでクリアできるらしい
  • マイグレーションプロコトルトレーニングプロコトルの内容を理解している
    • 申請ページに触れてあったのでここに追記してみました

認定費用

いまのところ無料です。

申請方法(以下は申請フォームの説明です)

TDFのWebサイトにある申請フォームから行います。フォームについてはさほど難しくはないのですが、どの項目に何を書けばいいかはやや曖昧な気がします。

順を追って説明します。 テキストエディタなどに書いておいて、フォームに貼り付けるのがよさそうです。

事前に読むもの

  1. 前提条件の文書を読んで確認します
  2. 認定行動規範を読んで理解します
  3. マイグレーションプロコトルトレーニングプロコトルの受ける方を読んで理解します。両方目を通しておくといいと思います(私はトレーニングプロコトルの存在を知らなかったので今回初めて読みました)

Name and Email Address

  1. Salutation:Mrs. / Mr.を選択
  2. Name*: 名前をローマ字で記入
  3. Surname*: 姓をローマ字で記入
  4. Email Address*: 連絡を受けるメールアドレス

Which Certification are you applying for?

  1. 受ける認定にチェックを入れます(Migration Professional, Professional Trainerの両方受けることも出来るのかも?)
  2. 前提条件を読んだことをチェックを入れます I have read the Certification Pre-Requisites*

Usernames and Activity within the LibreOffice/FLOSS community

ここはLibreOfficeやその他のFLOSSコミュニティでの活動を検証するのが目的です。私が受けた当時はLibreOfficeのみでしたが、いまは他のFLOSSコミュニティにも拡張されたようです。

  1. Username(s) within the LibreOffice/FLOSS community*
    • LibreOfficeシングルサインオンアカウントや、git、Bugzillaのアカウントなど活動が確認できるアカウント名を書きます。サイト名と一緒に書いた方が伝わりやすいでしょう。
  2. Activity within the LibreOffice/FLOSS community*
    • LibreOfficeやFLOSSコミュニティでの活動内容について具体的に書きます。TDFメンバーの場合は、"TDF Member since 2014-04"のように書いてもいいようです(1つ上のボックスに書くのかもしれませんが、多少違ってても問題ないです)
  3. TDF Members for verification*
    • TDFメンバーで、あなたがLibreOfficeやFLOSSプロジェクトへの貢献していることを知っている人を書きます。アカウント名で活動が確認できなかった場合、ここに書いた人に問い合わせが行くはずです。他の確認出来る方法を書いてもいいようです。

Professional Experience

  1. LibreOffice related Professional Experience*
    • 認定委員会が判断できるように、LibreOfficeへの移行やトレーニングの専門家としての活動内容を詳細に書きます。プロジェクトごとに移行台数やトレーニングを受けたユーザー数、自分の役割を書きます。
    • 移行計画書や相互運用性評価、トレーニングのスライドなど、関連文書は別途メールで送ります。
  2. Country of LibreOffice related Professional Experience*
    • LibreOfficeの国に関する専門的経験とありますが、私にはよくわからないです。導入の政策決定や導入支援に関与したケースとかでしょうか

Languages

  1. Spoken language(s)*
    • 喋れる言語を書くようです。よくわかりませんが、私なら、Japanese, English (a little) と書いて出してみます。
  2. Preferred language for Certification Review*
    • 認定を何語で受けたいかだと思います。"Japanese"でよいのではと思います。誰が通訳するのか決まっていませんが、私の時は小笠原さんが通訳してくれました。英語で問題ない方は"English"と記入ください。

関連文書をメールで送る

  • 移行計画書や相互運用性評価、トレーニングのスライドなど、関連文書は別途certification@libreoffice.org へメールで送ります。
  • どんな物を送るといいかは、前提条件の文書の最後のページが参考になると思います。

以上、認定に申請する方法でした。不明な点や間違っている点があれば、私までご連絡ください。