第6回関西LibreOffice勉強会を開催しました
もう1ヶ月半ほどたってしまいましたが、2014年4月12日(土)に第6回関西LibreOffice勉強会を開催しました。(ちなみに第5回の様子はこちらをご覧ください)
今回も会場は新大阪にある住友電工情報システム株式会社の会議室をお借りしました。(住友電工情報システム株式会社さん、いつもありがとうございます)
勉強会への参加者は20名で、部屋は満員に近い状態でした。そのうち懇親会への参加者が11名でした。関西LibreOffice勉強会は、申込者数がゆっくり増えていって、ドタキャンも少ないというイベントです。今回、申込された方は全員来てくださったようで、ありがたかったです。
那谷さんの「Base をSQLite のフロントエンドにしてみよう」では、Baseの標準であるHSQLDBや、PostgreSQL、MySQLなどではなく、SQLiteを利用するお話でした。 WindowsやLinuxでの設定方法や注意点についてお話がありましたが、他のDBでも考え方としては同じですので参考になりました。BaseからはSQLiteを更新することはできず、参照にとどまるそうですが、クロスプラットフォームで利用したい際にはBaseを使うのは便利かもしれない、という議論もありました。
また、Writerのスタイルに関するセッションがたまたま3つ集まりました。 のがたさんの「スタイルを使ってレイアウトをかっちり決めよう - Writerスタイル入門」では、スタイルについて基本となる文書構造を意識して使おうというお話でした。スタイルを使いこなせれば、マニュアルなどの長文や同じ系統の文書フォーマットを統一するなど、非常に便利になります。今回はスタイルをこれから活用しようとする人にとてもわかりやすかったと思います。
龍田さんからは、Writerを使っている中で少しはまった点をどのように試行錯誤されたか、というお話で興味深かったです。UXについては課題も多くて、どうすればよいかなとお話を聞きながら考えていました。
中村さんからは、「Wordと比べるWriterスタイルの活用」というテーマでスライドなしの即興でどのような工夫をされているかのお話でした。構造的に扱う場合にはWriterの方がWordよりも便利な面があるようです。スタイルにもショートカットキーを割り振る、書式で設定できないものや定型句など部品としてあらかじめ覚えさせておくなどのテクニックはなるほどと感じました。
最後にKPTで振り返りを行いました。
- Keep
- スタイルを使ってみようかなと思った
- LibreOfficeの強みが知れた
- アウトラインをほりさげているものはほぼないので今後も
- Problem
- 時間がつめつめだった
- 資料など知見をどう残すか
- Try
- 自動化のやりかたをきけたのがよくて、それをやっていきたい
- wikiにも資料をアップする
次回は7月末-8月ごろに企画したいと考えていますので、興味をもたれた方はぜひ次回お越しください。 また、次回のスピーカーを希望される方は kansai-ooo-staff [at] lists.sourceforge.jp 宛までメールをお送りください。
LibreOfficeのイベントは各地で行われており、今週末の5/31(土)には第1回徳島LibreOffice勉強会を開催します。徳島県庁の事例やボランティアでパッチを書いたお話などを予定しています。 また、6/7(土)には年1回のLibreOffice mini Conference 2014 Tokyo/Japanも開催します。今年のテーマは「みんなでLibreOffice開発者になろう!」です。 興味を持たれた方はぜひご参加ください。